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森昌子さんの自叙伝「明日へ」について 第四回(最終回)

父 森田常夫さん 母 幸子さんという人
昌子ちゃんのご両親の生まれ年は正確にはわかりませんが、本の記述から類推すると二人とも1930年前後の生まれだと思います。

昌子ちゃんの母、幸子さんは生まれつきの心臓弁膜症で、体が弱いため、お嫁に行けないかもしれないとご両親に思われていたそうです。昌子ちゃんが保育園に行くころも床に臥しがちで、家事もままならず、昌子ちゃんは保育園から帰ってくると、お母さんの世話をしたり、ご飯を炊いたりしていたそうです。

一方、お父さんのほうは、比較的裕福な家の次男坊に生まれ、ギター・バイオリン・ボーカルの三人編成のバンドを組み、老人ホームや病院を慰問して回るという生活をしていました。髪をリーゼントにして、女の人にもずいぶん持てて、目立つ存在だったらしい。お父さんはおそらくボーカル担当で(のど自慢で優勝するくらいだから)歌が非常に上手かった。昌子ちゃんの歌のうまさはお父さん譲りなのでしょう。

母の幸子さんと森田常夫さんは、お見合い結婚なのですが、幸子さんのほうは最初、派手な存在の常夫さんを「チンピラみたいな人」と思っていたそうで、結婚したがらなかった。逆に常夫さんのほうは、幸子さんのことを気に入ったようで、お見合いのあと、頻繁に幸子さんのもとを訪れるようになった。

そして前回、ご紹介したような経緯で、とにかく二人は結婚します。


1958年 森田昌子 誕生す
結婚してから二年後、お母さんは赤ちゃんをみごもります。この子がのちの昌子ちゃんです。

心臓に病気のあるお母さんですから「そんな体で子供を生むのは無理だ」と周囲から猛反対されたらしいのですが、「最初で最後のチャンスだから何が何でも生みたい。自分は死んでしまうかもしれないけど、それでも構わない、私は絶対にこの子を産む!」
そして無事、森田昌子はこの世に生を受けます。1958年10月13日のことでした。
お母さんは妊娠してから出産するまで病院のベッドの上で点滴を受けながらすごしていたということです。「昌子は点滴で育ったようなものだ」とお母さんが昌子ちゃんに言ったそうです。

無事昌子ちゃんを生んだものの、お母さんの体力の消耗は激しく、出産から3年もの間、入院を余儀なくされる。その間、昌子ちゃんはお母さんの実家の祖父母とお父さんに育てられた。たまにお母さんが会いに来ても、昌子ちゃんはその人が母親だと思わず「このおばちゃんだーれ?」と尋ねた。お母さんは「その時がいちばん悲しかった」そうだ・・・

その後、昌子ちゃんは、前述したように山あり谷ありの子供時代をすごし、東京の港中学校(現:三田中学校)に進学します。


森田昌子のスター誕生物語
中学生になった昌子ちゃんは、母方の叔母さんから突然、「スター誕生!」というオーディション番組の事を聞かされる。
「日本テレビで10月から スター誕生! ていうオーディション番組が始まるんだって。どう?一度予選に出てみない?」
「冗談でしょ。そんな番組、ぜんぜん興味ない」
しかし叔母さんは、昌子ちゃんが拒否しても、しつこく食い下がったそうです。

叔母さんが言うには
「この子の引っ込み思案な性格を何とかしたい。人前に出て歌うことが、ゆくゆく何かの役に立つのではないか」と思ったそうなのですが、それにしても腑に落ちません。その時の昌子ちゃんは、もう引っ込み思案の森田昌子ではなかったからです。

「じゃあ、まーちゃんの好きなお洋服を買ってあげる。だから行こうよ、ね?」

1971年の9月の終わり頃、叔母さんは昌子ちゃんを東京有楽町のそごうデパートに連れ出します。約束通り洋服を買ってもらい大喜びしたのですが、その時、叔母さんの手にはしっかりと楽譜が握り締められていた。まさかそのままオーディション会場に連れて行かれるとは思ってもいなかったでしょう。スター誕生のオーディション会場はそのデパートの7階の「よみうりホール」だったのです。

ところで応募ハガキはどうしたのか?叔母さんが勝手に書いて出したのか。予選会の日程や時間、会場が分からなければ会場に行きようが無いので、おそらく誰かがハガキを出し、叔母さんは予選会の日程を知ることができたのでしょう。

ともかく叔母の計略は見事に成功し、しかも昌子ちゃんはそのオーディションの一次審査に合格してしまいました。
森田昌子は面接でこう答えています
「君は何年生?」
「中学一年生です」
「なぜ、予選に出ようと思ったの?」
「私は出る気なんてなかったんです。叔母さんと”そごう”でお買い物して、そのまま連れられてきただけです」

こんなやる気の無い答えでも面接をパスします。
そして翌週には”本選”が後楽園ホールで行われます。この会場にも、叔母さんに無理やり連れて行かれたそうです。森田昌子はこの会場に行くのもいやだった。

この”本選”でも森田昌子は合格し、1971年12月 スター誕生!の第一回決戦大会に臨むことになります。しかし森田昌子は、この決戦大会でも、まったくやる気を持っていませんでした。歌手になる気などさらさら無かったからです。

しかし、その第一回決戦大会で森田昌子は優勝し、スター誕生!の初代グランドチャンピオンに選ばれてしまいます。その後、芸能プロダクションのスカウトマンからも、獲得の意思を示すプラカードがあがってしまう。
欽ちゃんから「昌子ちゃーん!よかったね、よかったね、おめでとう、おめでとう」の声が掛かる。森田昌子は「ありがとうございます。嬉しいです」そう答えた瞬間、涙がドーッと溢れた・・・・なぜ泣いているのか、森田昌子自身にもよくわからなかった。

歌手になる事を望まなかったのに、雰囲気に圧倒されて泣き出してしまう昌子ちゃん。人間にはこんな事もおこるんですね。

本当は歌手になる事を望んでいなかった昌子ちゃんは、歌手になるということがどういうことか分からないまま芸能界に飛び込んでいきます。そして楽しくも苦しい芸能生活が始まります。
兵隊さんの鉄砲は実際に持ってみると棄ててしまいたいくらい重たいのだそうです
ものごとは実際に経験してみなければわからない事ばかりです。そんな体験をできるかぎり正直に綴ったこの本に私は共感するところが多かったです。


歌手になる事を望まなかった天才歌手 森昌子
この本の内容を一言で簡単に表せばどう表現するのが適当でしょうか。
私なりに短くまとめてみました。

歌手になる事を望まなかった”天才歌手”のたどる不思議な物語

自分でもあまりうまいとは思いませんが、このようにまとめさせてもらいます。

抜群の歌唱力を持ちながら本当は歌手になる事を望まなかったというのは意外というほかはありません。そのことから巻き起こるいろいろな出来事や彼女の心情が私には非常に面白かった。


ハードルを乗り越えた新生 森昌子
森昌子さんの歌手人生は現在も進行中です。今、彼女は使命感をもって歌う歌手になりました。彼女の歌を聞きたいというファンの声が彼女の気持ちを変えたのだと思います。歌が好きかどうかというハードルはもう乗り越えたようです。私はそんな彼女にこれからも沢山の歌を歌って、そして残して欲しいと思います。

この連載 ”森昌子さんの自叙伝「明日へ」について” は今回を持ちまして終了したいと思います。不定期の連載にするつもりが結果的には集中連載になってしまいました。

この本を紹介するにあたってこの本を集中して読み直しました。その過程で、私はいろいろな事を感じ、また同時に時間的経過の部分で少し疑問に思うことも幾つかあったのですが、40年近く前のことですから多少の記憶違いもあるのでしょう。その事についてはあえてここでは書きません。興味をもたれた方は、ご自分の目でその内容を確かめてみて下さい。

最後まで読んで下さった方に感謝いたします。
ありがとうございました。



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外部関連リンク
「森昌子ちゃんと、ちいチョロ歌の散歩道」
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森昌子公式ホームページ
http://morimasako.jp/

森昌子ファンサイト「思い出そして未来へ」
http://reidiary.hp.infoseek.co.jp/

「ひぐらしの鳴くとき」
http://www.sunfield.ne.jp/~iwashaki/index.html

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