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蔵王権現立像 個人蔵 奈良国立博物館にて

久しぶりに仏像の記事です。
写真は奈良国立博物館で写した蔵王権現立像(ざおうごんげんりゅうぞう)です。

蔵王権現奈良博01

奈良国立博物館での解説
銅像 平安時代 12世紀

蔵王権現は役行者が吉野金峯山で感得したと
伝えられる代表的な山岳信仰の尊像で、
しばしば銅像が製作された。
その姿は厳しい動勢を示すが、
本像の彫りは浅く穏やかで
典型的な平安後期の作風がうかがえる。


ところでこの蔵王権現、てっきり奈良国立博物館の所蔵品だと思っていたのですが、
「柳孝 骨董一代」(※柳孝 骨董一代 青柳恵介著 新潮社)
という本に載っているものと同じでした。

博物館に行くと、たまに「個人蔵」という展示品があるのですが、
それらは骨董屋さん、美術商さんたちの商品(在庫)である場合も多いようです。

柳孝というのは京都の有名な骨董屋さん。
川端康成、小林秀雄、白州正子 土門拳など有名人が集った
骨董屋さんとして知られています。
蔵王権現奈良博02

本には「像高46cm」と説明があります。

奈良国立博物館の解説の英語表記のところを
改めて見直すと Private Collection となっていました。

たまたま写真撮影できたのは私にとってはラッキーでした。


この蔵王権現という仏像は日本で考え出された仏像で、
「日本固有のもの」であること「動きのある仏像」であること等々・・・
の理由でとても人気がある仏像だそうです。

ただ、先日まで東京国立博物館で開催された阿修羅展で、93万人を動員した
興福寺の阿修羅像にくらべれば、人気があるといっても、マニアックな人気者
というところでしょうか。

ちょっと余談になりますが、
外来の宗教である仏教に、蔵王権現などの尊像が日本固有のものとして
創作されたことなどを例にあげて「日本の独自性」を過剰に強調する人達がいます。

でもそれは本当に過剰評価であって、中国、韓国、あるいはタイなど、
仏教を受け入れた国々は、どこでも、その国に合わせる形で
独自の仏教、あるいは仏教美術を作り上げています。

中国では仏像にならって道教の像を作っていますし、
日本でも有名な閻魔大王は、中国の道教の影響を受けた
「道服」を身につけた閻魔大王像として一般には知られています。

美術の世界にも未だに明治時代の
国家の置かれた状況から作り出された「日本固有」「日本の独自性」
ついには「日本民族だけ優秀」というところまで行ってしまう
ちょっと過度な日本民族優性論のような思想が根強く残っているようですが、
もうそのような事を言っている時代ではないと思います。

これからは、事実を事実として冷静に見ていける自由な時代に
なっていくのではないでしょうか。

長くなりますので今日はこれで終わりです。

ブログ内 関連記事 「仏像」で検索
http://hanakaikou.blog68.fc2.com/?q=%CA%A9%C1%FC
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外部リンク
奈良国立博物館URL
http://www.narahaku.go.jp/

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ジャンル : 学問・文化・芸術

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