スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ウルトラマン誕生 怪獣造形 重要文化財的な製作資料

7月17日はウルトラマンの第一話が放送された日だった。その一週間前には「ウルトラマン前夜祭」が放送された。この7月17日もしくは7月10日をウルトラマン誕生記念日と呼ぶ。ファンの間だけの記念日ですけどね。

たしかにウルトラマンの登場はテレビの世界にとって画期的な出来事だったと言っていいでしょう。未だに世代を超えてファンは増え続け、新作も作り続けられている。すごい事です。

今日はウルトラマンで怪獣の着ぐるみ(当時は”ぬいぐるみ”と呼んでいた)を製作した、高山良策さんの資料を中心とした、ウルトラマンについての記事です。

ベムラーとピーターをそれぞれギャンゴ、ゲスラに改造する時のスナップ
ベムラー01

資料は主に練馬区立美術館で開催された「高山良策の世界展」(2001年2月3日~2001年3月20日)からです。

高山良策さんは、1955年 東京都練馬区石神井(しゃくじい)にアトリエを構え、本業は画家でした。
山梨県西桂村の生まれ。家業は大工。次男。兄は高山無双(無双は雅号か?日本画家、青龍社)という。

美術作家としては次のような作品を制作されていました。
超現実的な前衛美術はウルトラマンのようなSF映画との相性がとても良いですね。

高山良策さんの油彩画 「傘(核)のある風景」 1967
サイズ 162.5×113.0cm 第21回前衛美術展 出品
傘(核)のある風景

立体物 題不詳 制作年1969年頃 材質 FRP サイズ 高さ 66cm
高山立体題不詳

以下、怪獣の着ぐるみ制作風景のスナップを数枚、紹介いたします。

高山良策氏(手前)と成田享氏(ウルトラマン美術監督)
怪獣の立体雛形を前にした打ち合わせ風景
高山成田

上の写真の怪獣雛形はアントラーです。わかるかな?
アントラー模型

怪獣ぬいぐるみ製作風景
左 ベムラーをギャンゴに改造中 右 レッドキング頭部のギミック取付け中?

ベムラー02 レッドキング頭部

今も現存するウルトラマン制作当時のゴモラ頭部
制作年 1966 材質 ラテックス(液状でゴムの原料となる) 角は別材だろう
サイズ 高さ50cm (C) 円谷プロ
ゴモラ頭部

ウルトラマンの劇中で折られた角を補修してあります。
鼻の上の角はとれたまま、中のウレタンが露出しています。

ウルトラマン制作当時のバニラとアボラスの頭部
制作年 1966 材質 ラテックスなど
サイズ バニラ 高さ68cm アボラス 高さ 65cm (C) 円谷プロ
バニラ アボラス

頭部だけでも意外と大きいんですね。
しかしよく残ってくれました。ゴムは比較的短時間で劣化してしまいます。
だから保存が大変なはず。

これらは複製不可能な一点ものだし、重要文化財に指定してもいいくらい貴重なものです。
いや、こういうものにも重文の指定があっても良いんじゃないでしょうか?
私は本気で希望します。文化庁に申請したいくらいだよ。

今や批判が集中している「メディア芸術センター」通称、国立アニメの殿堂、または国立マンガ喫茶、を造ろうと言う時代。こういうものを保存するためには、既存の博物館には向かないし、「国立アニメ・特撮の殿堂」、あってもいいかもしれませんね。

怪獣の商品化権は円谷プロにありますが、
この着ぐるみ(ぬいぐるみ)の現品の所有者は高山家だと思います。

テレスドンの着ぐるみ(ぬいぐるみ)作製図
テレスドン設計図01
頭部、口先から首まで60cm、口先から背びれの先まで160cmとメモが見えます。
ふ~ん、怪獣のぬいぐるみってこんな大きさなんだ。
実物を見ると迫力あるんでしょうね、きっと。

以下、高山良策さんの怪獣製作の日記の一部をご紹介します。
これらは、1980年代に雑誌「宇宙船」(朝日ソノラマ)で連載されたことがありました。

1967年9月の日記 ウインダムのイラストとイカルス星人の製作メモ
怪獣製作日記01

日記中にイカルス星人の頭部が小さいので電球が入りそうにない。との記述がありますが、後日の日記で結局電球を入れることにした、と記されています。

イカルス星人は、大きな耳がパカパカと動いたりして、凝った仕掛けの入ったぬいぐるみ(着ぐるみ)でした。

1966年10月の日記 円谷英二氏のアトリエ訪問、アボラス、ケムラーの製作メモ
怪獣製作日記02

「やってもやってもやること出てくる」「アボラスの口の中に舌をつけるのにラテックスが乾かず、明日作業することにする」なんて記述があります。家族総出で造っている感じ。
怪獣のぬいぐるみを作るのって本当に大変そう。忙しさに追われているのがものすごく伝わってきます。

同年同月、日記の続き ケムラーの制作 カラーテレビを電気屋が貸しにきたことなど
怪獣製作日記03

ケムラー。頭の内部装置、目玉、甲羅を鉄骨で骨組み作り。手が込んでいます。
これなら時間もかかるし、手間賃もかかる。
”怪獣のぬいぐるみ”や、お笑い番組で使う”かぶりもの”の製作にはものすごくお金がかかるらしい。たしかに手作りだもんねえ。手間賃で計算したら大変だ。

カラーテレビの一件は、あの時代をよく表している。
1966年というとカラーテレビを持っている家はまだまだ少なかった。

「日曜のウルトラマンを見てから返す事にする。
古田の一家が買え買えとけしかける。しかし19万いくらじゃちょっと考える」

カラー映像でも、映画館で見るカラー映像と自宅のテレビで見るカラー映像とでは、感動が違いました。この時代なら映画はカラーが主流。映画館でカラー映像を見慣れていてもTVの映像は違ったんですよね。自宅で見るカラーテレビの映像は本当に新鮮で素晴らしいものでした。

製作者たちも自宅ではウルトラマンをカラーでは見られなかったんですね。
(古田の一家というのはご近所さんでしょうか?)

ウルトラマン。ぜいたくな番組でした。
長くなりましたので、一旦、終わります。
続きは次回。

サイト内 関連記事:
http://hanakaikou.blog68.fc2.com/?q=%A5%A2%A5%CB%A5%E1

ブログ トップへ
スポンサーサイト

テーマ : 懐かしいテレビ番組
ジャンル : テレビ・ラジオ

コメントの投稿

非公開コメント

アクセス数
プロフィール

飛鳥野妹子

Author:飛鳥野妹子
このハニワ、私です
(この花は私です)
わははははははーっ
よろしくね♪

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
アフィリエイト
エステプラソン『最新エステ1000円』キャンペーン!
カテゴリ
全記事タイトル一覧

ここをクリックすると全記事のタイトルを一覧表示します

サイト内検索
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
バナー広告
アフィリエイト・SEO対策
Amazon商品検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。