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チェルノブイリと福島原発事故の食品放射能の量、基準値の比較

チェルノブイリ原発事故と福島原子力発電所の事故に関連して、
食品に含まれる放射線物質の摂取に関する基準値(制限値)を比較できるよう、二つの表を示します。

チェルノブイリの時と比べて、今回、厚生労働省が「放射能汚染された食品の取り扱いについて」で定めた暫定基準値そのものが、かなり甘い基準で定められている事がわかります。
たとえば、飲料水については、チェルノブイリが10ベクレル/kgに対して、日本の暫定基準値は300ベクレル/kgです。

少なくとも今回、日本の厚生労働省が出した暫定基準値基準値を超える放射性物質が検出された食品は食べたり飲んだりしてはいけないのではないでしょうか。ただちに影響は出なくても、近い将来影響が現れることはチェルノブイリの例が証明しています。 

日本の厚生労働省の基準を超えた飲食品を「ただちに健康に影響が出るものではない」と言う人たちに、愛国心などあるのでしょうか。暫定値とはいえ、日本の基準を簡単に破ろうとする人たちは本当は何者なのでしょうか・・・

■チェルノブイリ原発事故に関連して定められた基準値
「基準値」というのは1999年にベラルーシ政府が定めた食品の「許容レベル」のこと。ベビーフードなどの「子供がそのまま摂取する食品」の基準値は37Bq/kgになっている。
000_ベラルーシ食品放射能の規準値


■福島原子力発電所の事故に関連して定められた暫定基準値
※画面上の表をクリックすると拡大した表が表示されます
平成23年3月17日 放射能汚染された食品の取り扱いについて
注)100 Bq/kgを超えるものは、乳児用調製粉乳及び直接飲用に供する乳に使用しないよう指導すること。
001_福島食品放射能の基準値_S

それぞれの表の出展URL
・チェルノブイリ
資料:チェルノブイリ原発事故:何が起きたのか ※サイズ2.46MB
http://cnic.jp/files/che20_20060304imfr.pdf

・平成23年3月17日 放射能汚染された食品の取り扱いについて
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf


■ 補足:ベクレルをシーベルトに換算できるのか?
ベクレルは放射能の量を現す単位で、シーベルトは放射線の強さを表す。
そもそも換算できるものなのかどうか自体が疑問。

しかしYOMIURI ON LINEによると、次のように換算するそうだ。
(「放射性物質付着した食品、食べてしまったら?」から引用)
-----------------------------------------------
Q 食べ物や水の規制では「ベクレル」という単位が用いられるが。

A 
人体に影響する放射線がどの程度、空間にとんでいるかは「シーベルト」で表す。これに対し、「ベクレル」は、放射線を出す物質がどれぐらい含まれているかを表す単位だ。たとえば、放射性ヨウ素131を食物で摂取した時の影響は、ベクレルの値に、10万分の2.2をかけ、セシウム137は10万分の1.3をかけるとミリ・シーベルトに換算できる。
-----------------------------------------------
筆者補足(厚生労働省「福島第一・第二原子力発電所の事故に伴う水道の対応について」P3にある計算例です)

計算例
放射性ヨウ素131の場合:
300Bq(ベクレル)の放射性ヨウ素131が検出された飲み水を1kg飲んだ場合の人体への影響は、300×2.2×(1/100000)=0.0066mSvとなる。

セシウム137の場合:
200Bqの放射性セシウム137が検出された飲み水を1kg飲んだ場合の人体への影響は、200×1.3×(1/100000)=0.0026mSv(ミリシーベルト=Svの1/1000)となる。

それぞれの放射性物質のベクレルの値に掛けている「2.2×(1/100000)」とか「1.3×(1/100000)」とかの数字は「実効線量係数(経口の場合)」というもので、放射能の単位であるベクレルを、生態影響の単位であるシーベルトに換算するために使う係数。核種、化学形、摂取経路により放射線障害防止法などで規定されているもの、だそうです。
(換算に関する筆者の補足はここまで)

そしてWikipediaのストロンチウムの項目には、下記の記述がある。
「経口で10000Bqのストロンチウム90を摂取した時の実効線量は0.28mSvで、外部被曝が大きくなる恐れがある。皮膚表面の1cm2に100万Bqが付着した場合は、その近くで1日に100mSv以上の被曝を受けると推定される。」

放射性物質の種類によって影響が違う、ということのようです。
3月21日18:57 補足:基準値(指標値)が低く設定されているウランやプルトニウムは、より毒性が強い放射性物質だそうです。とくに「プルトニウムとその化合物は人体にとって非常に有害である。プルトニウムはアルファ線を放出するため、体内に蓄積されると強い発癌性を持つ。・・・プルトニウムは核兵器の原料や、プルサーマル発電におけるMOX燃料として主に使用される」Wikipedia”プルトニウム”の説明から引用 「プルサーマル発電」については「東京電力 福島第一原子力発電所3号機 2010年(平成22年)9月18日より試運転開始。同年10月26日より、営業運転を開始しているそうです」Wikipedia”プルサーマル”の説明から引用 福島第一原子力発電所の3号機ではプルトニウムが燃料に使われている、ということになります。)

したがって、そもそも外部被曝と内部被曝の違いもありますし、物質によって、臓器への影響や発がん性の違いもある。摂取した食物について、ベクレルをシーベルトに換算して、胃のX線検査何回分とかCTスキャン何回分だから「ただちに健康に影響は無い」とかいう説明は、ムチャクチャな話だと思ったほうがよさそうです。

なおYOMIURI ON LINEに載っていた換算方法ですが、
これも元ネタは厚生労働省が発表した文書によるものらしいです。平成23年3月19日発行「福島第一・第二原子力発電所の事故に伴う水道の対応について」のPDF文書の3ページ目に換算方法が記されており、「胃のエックス線集団検診(1回)を受診した場合の放射線の人体への影響(約0.6mSv)の約86分の1である。」というような たとえ話の類も、厚生労働省の発行した文書を元ネタにしているものと思われます。

資料:厚生労働省発行 平成23年3月19日
「福島第一・第二原子力発電所の事故に伴う水道の対応について」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014tr1-img/2r98520000015k18.pdf

それにしても新聞もテレビも、厚生労働省がこんな文書を発行しているということを記事に書かないのは何故だろう・・・・?

外部関連リンク
■厚生労働省HP
「放射能汚染された食品の取り扱いについて」は厚生労働省のHPから検索できます。
http://www.mhlw.go.jp/

■放射能の影響を考えるための参考サイト
武田邦彦さん(中部大学)のブログ
原子力の利用について参考になる情報を逐次発信しています
http://takedanet.com/


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