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千葉県八千代市、制限値超える放射性ヨウ素を検出しながら発表せず。 (訂正)千葉の場合は3月23日に摂取を控えるよう要請した模様

4月3日追記:この記事を読むより先にこちらを読んで下さい。
「福島原発事故の放射能汚染レベルは、子供の立場で基準を決めろ」


3月31日 17:35追記
読売オンラインによると、東京都八王子市の場合は連絡に不手際があったようです。
「飲用抑制のはずが…「問題ない」と都が誤説明」
http://www.yomiuri.co.jp/feature/eq2011/issue/20110331-OYT8T00351.htm
(YOMIURI ONLINEから引用)
乳児向けの国の暫定規制値を超える放射性ヨウ素131が含まれた水道水が一時、東京都八王子市の一部世帯にも配水されていた問題で、都水道局が23日に乳児の飲用を控えるよう発表した後、市の水道課職員が多摩水道改革推進本部に市内の水道水の安全性を確認した際、「金町浄水場(葛飾区)からの水は配水されておらず、問題はない」と説明していたことがわかった。

都によると、同市の約4000世帯(松が谷、鹿島と、東中野・大塚の一部)に一時、放射性ヨウ素が検出された金町浄水場の水が1割混ざって供給されたが、担当者が送水管の配置を見誤り、飲用を控えるよう呼びかけなかった。

この日、水道局の職員2人は「29日に再調査したところ誤りに気づいた。申し訳ない」と釈明し、岡部副市長は「1週間もたってからというのはあまりにまずい。市民が納得できるよう、丁寧に対応してほしい」と求めた。
(YOMIURI ONLINEからの引用はここまで)


-------------------------------------------------------

(3月31日13:49 訂正、追記 21:55 更に追記)
以下の青文字の部分は 北千葉広域水道企業団
のHPから引用。

福島第一原子力発電所の事故に伴う対応について(第2報)に、
「当企業団におきましては、3月23日に採水した水道水の分析結果が判明しておらず、また、明日3月25日には、再度水道水の分析を行うこととしておりますので、当該分析結果が判明するまでの間、引き続き、現在の体制を継続させていただくことについて、構成団体に要請いたしました。
 つきましては、地域の皆様におかれましては、引き続き乳児への飲用を控えて下さいますようお願いいたします。
※構成団体:千葉県水道局、松戸市水道部、野田市水道部、柏市水道部、
  流山市水道局、我孫子市水道局、習志野市企業局、八千代市上下水道局」
 
と慎重に対応するよう住民への指示が書かれているが、

3月29日の
「福島第一原子力発電所の事故に伴う対応について(第7報)
平成23年3月29日18時45分 追加」
に下記の内容が書かれている。

北千葉広域水道企業団
昨日(ブログ筆者注:3月22日と思われる)、八千代市上下水道局から、
以下のとおり企業団が送水している
八千代市睦浄水場受水地点における放射性物質の分析結果について
情報提供がありました

採水地点:八千代市睦浄水場受水地点
採水日時:平成23年3月22日(火)19:30頃
分析結果:放射性ヨウ素131

睦浄水場 受水池出口   120ベクレル/kg
睦浄水場 受水池入口   370ベクレル/kg

-当企業団の対応-
 3月23日 15:50
 乳児に限って水道水の摂取を控えられたい旨構成団体に要請
 (東京都水道局の対応を踏まえた措置)

-------------------------------------------------------
(ブログ筆者注 2011/03/31 21:55:
北千葉広域水道企業団HPの文章の書き方に混乱が見られるため、22日に採取した水の調査の結果が出るのに、
3月29日までかかったようにも読め、発表のタイミングがはっきりしない。)

許しがたい「事件」なので、そのまま転載させてもらいます。削除されたら大変なので

福島第一原発事故による水道水放射線問題において、千葉県八千代市では、3月22日に市内浄水場で採取した水道水から、福島県外では初となる大人の暫定基準値を越える370ベクレル/kgの放射線量を記録していたことを3月29日に発表した。

また、2011年3月30日、東京都では八王子市が乳児の摂取制限対象リストから漏れていた件が発表された。東京都では、3月23日に金町浄水場から放射性ヨウ素を検出し、乳児への摂取を控えるよう発表を行った。その際に、八王子市の一部4000戸が対象から漏れていたと30日に発表した。配水図の見間違いが原因であり、今後職員が全戸を訪問し謝罪するという。

また、3月29日には、千葉県八千代市の睦(むつみ)浄水場で370ベクレル/kgの放射性ヨウ素が22日に採取した水道水から検出されたことが八千代市より発表された。暫定基準値である300ベクレル/kgを超える数値となったのは、福島県以外では始めてのことである。

八千代市のホームページを確認すると29日時点の同浄水場の放射線量は120ベクレル/kgである。22日の検査結果が29日という一週間後の発表となった点については、22日に放射線測定を外部委託。その委託先からの報告が上がってきた日が29日であったとのことである。(委託先のせい? 本当かよ?)

尚、千葉県の「千葉県水道局水道水における放射線量の測定結果」には「睦(むつみ)浄水場」は公表されていない。むつみ浄水場は千葉県水道局の管轄外であり八千代市の管轄する浄水場である。そのため県のホームページの一覧には掲載されていないとのことである。

同県のホームページに一元的に情報が掲載されているかと考えていたが、水道を管轄している自治体が異なれば、県のホームページには掲載されないということだ。水道水放射線問題が、ここまで注目を集めている中、県としてはせめてリンクを貼るなり、情報の一元化を図って欲しいと思わざるを得ない。


こちらは、同じ件について、武田邦彦さんのブログから。
※武田さんのブログも改訂されているので、正しくはそちらを見て下さい
「■原発 緊急情報(41改) 千葉の水道汚染と発表」が該当する記事です。


「千葉県八千代市の睦浄水場の入り口手前で22日に採取した飲用水から、大人の飲用基準(1キログラム当たり300ベクレル)を超える放射性ヨウ素131、370ベクレルが検出されていたことが30日、分かった。北千葉浄水場でも336ベクレル。

 28日に採取した水から放射性ヨウ素は検出されておらず、県は現在、飲用を控える呼び掛けはしていない。」

えっ!と驚くニュースである.28日の水が大丈夫なのが30日に発表されている.つまり、1日後に汚染が判るのだから、22日の汚染が判ったのは23日なのだ。

その発表を抑えていた。そして28日に汚染がなくなったのを見て、30日に発表している. 発表を遅らせたのは、東電でも政府でもない。私たちの味方、自治体なのだ。私たちの最後の頼りは自治体が命を守ってくれることだ。

でも、現実はその間に、水道水を飲んだ市民葉被曝した。千葉県民は県税は払わなくても良いだろう。

千葉県!!しっかりしてください。 自治体が住民を守らなければ誰が守るのですか! 千葉県の人は、発表された時にはすでに飲んでいる.
(以上が引用)

ブログ筆者注:3月31日ストライクアウト部分の記述は取り消します。
すでに県民に通知済みであれば千葉県知事は怒らなくて良いです・・・
千葉県知事は、八千代市の水道局に怒鳴り込むべきだ。それから県の水道局と千葉県のホームページ作成担当にも厳重注意するべきだ。森田健作さん、怒れ!

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■放射能の影響を考えるための参考サイト
武田邦彦さん(中部大学)のブログ
原子力の利用について参考になる情報を逐次発信しています
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■文部科学省HP
トップページの「福島原発周辺放射線モニタリングデータ」から
土壌の汚染度の観測データが閲覧できます。
福島県 飯館村のヨウ素とセシウム濃度は計測結果が一定していないが比較的高濃度で推移しているように見えます

http://www.mext.go.jp/


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テーマ : 原発事故
ジャンル : ニュース

セシウム137の土壌汚染 低放射線量の被曝で発癌率はどの程度増えるのか

4月3日追記:この記事を読むより先にこちらを読んで下さい。
「福島原発事故の放射能汚染レベルは、子供の立場で基準を決めろ」

前回のブログを書いて、やや落ち込んだ私ですが、今日になって少し気持ちを楽にしてくれる資料をみつけました。

安心できるといえる情報なのかどうか、人によって意見の分かれるところだと思いますが、セシウム137による土壌汚染で発ガン率は増えるのかという疑問について、チェルノブイリの原発事故が発覚するきっかけとなったスウェーデンでの調査結果がありますので、ご紹介します。

「チェルノブイリではセシウム137で発ガン率が増えたという報告は無い」というようにテレビなどでは解説していますが、正確には、「正確な調査が出来ていないので分からない」、というのが実態のように思います。

それを補完するデータとして、スウェーデンで調査された報告があります。現象としては「増えているように見える」が、明らかに増えているか微妙な結果、という印象を持ちました。

二つの資料のURLを紹介し、その一部をブログに転載させてもらいます。

・チェルノブイリ事故の被害調査に終わりはない 今中哲二
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/tyt2004/imanaka-3.pdf

・チェルノブイリからの放射能汚染によりスウェーデンでガンが増えている?
 京都大学原子炉実験所 今中哲二
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No104/CNIC0602.pdf

※二つの資料では放射線量の単位にキュリーとベクレルが混在していますが、このブログの一つ前の記事でキュリーとベクレルの換算方法を示していますので、それを見ながら単位を読み替えて下さい。


■チェルノブイリ事故の被害調査に終わりはない から引用

私(今中哲二)は正直なところ、被災3カ国(ウクライナ、ベラルーシ、ロシア)の今のセシウム汚染が普通の住民の日常生活にそれほど重大なリスクを及ぼしているとは思っていません。もちろん、汚染の強い地域に住んで多くの放射能を含んだキノコやイチゴを食べ続けている人は別ですが。ただ、病気が増えているという報告もあり、今後の調査が鍵になるでしょう。

そこで注目しているのは、スウェーデンのデータです。このデータはわれわれの持っている常識を越えています。スウェーデンでは2万平方キロにも渡る1キュリー以上の汚染地域で癌が増えるかどうか、学者たちが100万人規模の追跡調査を行いました。その結果、汚染レベルと癌の有意な関係が明らかになったのです。汚染地域に住む100万人のうち、およそ850人がチェルノブイリからの放射能汚染によって癌にかかっている。学者達も「まさか」と思うほど、驚くべき結果でした。

しかも被曝量に換算してみると、広島・長崎データから出てくる数字の10倍から20倍ぐらいの発癌リスクで、発症も被曝後2~3年後からと大変早い。普通被曝してから癌になるまで10年以上かかります。学者たちは、プロモーション効果(促進効果)があったのではないかと彼らは考えています。これが本当にチェルノブイリの被曝影響だったら、ベラルーシなどすべての汚染地域を含めると何万人も癌に罹っていることになります。

なぜスウェーデンで、こうした調査が実施出来たのかといえば、住民登録をしっかり行っていること、チェルノブイリ事故後に飛行機を国中に飛ばして詳細な放射能汚染データを作成していたこと、癌患者はすべて国家に登録される制度があること、などによります。特に癌登録制度は優れた精度で、まだ日本では一部医師会などの単位ではあるものの、国家単位では行われていません。疫学研究を実施するための三つの重要なインフラを持っているスウェーデンでのデータは大きな説得力をもっていると言えます。チェルノブイリ被災国のウクライナ、ベラルーシ、ロシアなどでもスウェーデンのようなシステムがあれば、もっと被害の実態が明らかになると思います。
(引用はここまで)

引用部分だけでは、むしろ心配になるような内容ですが、元の資料を読んでいただくと、人によっては「増えるといってもこの程度か」とも読める報告です。興味のある方は、参考までに、ご一読下さい。

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「放射能汚染された食品の取り扱いについて」は厚生労働省のHPから検索できます。
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テーマ : 原発事故
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チェルノブイリ原発事故でのセシウム137の影響

福島原子力発電所の事故で飛散している放射性のセシウム137の人体への影響について、チェルノブイリ原発事故に関連してWHOがベラルーシで行った、子供たちの健康状態についての調査のグラフを示します。

汚染地域と非汚染地域での子供たちの健康状態を比較しています。このグラフで「汚染地域」と定義されているのは、セシウム137が15キュリー/km2(平方キロメートル)以上の地域。キュリーはCiと表記する。 1キュリーは3.7×10の10乗ベクレル(Bq)に等しい。15キュリーは555,000,000,000Bq=5550億ベクレル。1平方キロメートルは100万平方メートルなので、1平方メートル当たりのベクレルは、5550億ベクレルを100万で割ると算出できる。

1平方メートルあたりの汚染度に直すと、5550億ベクレル÷100万=555,000ベクレル(約55万ベクレル)

つまり、このグラフでの「汚染地域」とは、セシウム137が1平方メートル当たり約55万ベクレル以上の地域、ということになります。※グラフをクリックすると別ウィンドウで拡大図が表示されます
チェ-ベラルーシ健康状態グラフ縮小01

上のグラフから、「汚染地域」とされているゴメリ州、モギリョフ州の子供については、慢性病が認められる子供、または慢性病にかかりやすい子供の割合が、非汚染地域のビテプスク州に比べて高いことが分かります。

「汚染地域」の定義についての補足です。
各国のチェルノブイリ被災者救済法に基づくと、汚染地域とはセシウム137 の土壌汚染が1キュリー/km2 以上のところと定義され、そのレベルによってつぎのように区分される。

・40 キュリー/km2 以上:強制避難ゾーン
・15~40 キュリー/km2:強制(義務的)移住ゾーン
・5~15 キュリー/km2:希望すれば移住が認められるゾーン
・1~5 キュリー/km2:放射能管理が必要なゾーン

1平方メートルあたりのベクレル(Bq)値に書き直すと、上から順番にそれぞれ、

・1平方メートルあたり148万Bq以上:強制避難ゾーン
・1平方メートルあたり55万~148万Bqまで:強制(義務的)移住ゾーン
・1平方メートルあたり18万5千~55万Bqまで:希望すれば移住が認められるゾーン
・1平方メートルあたり3万7千~18万5千Bqまで:放射能管理が必要なゾーン

となります。

2011年3月25日の朝日新聞 朝刊によれば、
※「福島第一、レベル6相当 スリーマイル超す」から引用
---------------------------------------------------------------
福島県飯館村(いいだてむら)では20日、土壌1kgあたり16万3千ベクレルのセシウム137が出た。京都大原子炉実験所の今中哲二助教(原子力工学)によると、1平方メートルあたりに換算して326万ベクレルになるという(ブログ筆者注:1kgの土壌を1平方メートルあたりに換算する計算方法は別途記述)
チェルノブイリでは1平方メートルあたり55万ベクレル以上のセシウムが検出された地域(ブログ筆者注:先のグラフで15キュリー/平方km以上にあたる)は強制移住の対象となった。 今中さんは「飯館村は避難が必要な汚染レベル。福島第一原発では放射能が出続けており、汚染度の高い地域はチェルノブイリ級と言っていいだろう」。

金沢大の山本政儀教授(環境放射能学)によると、1メートル四方深さ5センチで、土壌の密度を1.5程度と仮定すると、飯舘村の1平方メートルあたりのセシウム濃度は約1200万ベクレルに上る。チェルノブイリの約20倍。「直ちに避難するレベルではないが、セシウムは半減期が30年と長い。その場に長年住み続けることを考えると、土壌の入れ替えも必要ではないか」と話した。
---------------------------------------------------------------
ということです。

2011/3/31追記:今中氏の換算方法
・チェルノブイリの汚染と比べるため「平方メートル」に換算する簡易な方法として、
(チェルノブイリ事故では、土地の表面の汚染レベルを測定。今回の文科省の発表は㎏当たりのため)
・表面2㎝の土を1平方メートルにまいたとして、体積は20リットルとなる。
土の比重を1とする、つまり仮に土1kgは体積で1リットルであると見積もると、
1平方メートルの土壌は土20㎏に相当する。
・したがって1平方メートルの土地のセシウム137による汚染は 1kgの土から検出されたのセシウム16.3万Bqを20倍して16.3万Bq×20=326万Bq/平方メートルとなる。
※この今中氏の換算方法は「美浜の会」のHPをもとに書き直しました。
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/iitate_imanaka_estimate20110325.htm


次に、チェルノブイリ原発事故では、セシウム137の汚染がどの範囲まで広がったかを記した地図を示します。※地図をクリックすると拡大図が別ウィンドウで表示されます
チェ_セシウム137汚染地域の地図_縮小版01

強制移住ゾーンレベルに汚染された地域が、半径300kmの範囲までおよんでいることが分かります。また「5~15 キュリー/km2:希望すれば移住が認められるゾーン」が半径600kmを超えて拡大していることが分かります。

下記「」内 チェルノブイリ原発事故:何が起きたのか(今川哲二)から引用 
「原発事故ではさまざまな種類の放射能が放出される。事故直後に問題になるのは、半減期が比較的短く(8日)体内に入ると甲状腺が特異的に被曝をうけるヨウ素131であるが、長期的な汚染で最も問題なのは、半減期30 年で、遠くまで飛散し食物にも移行しやすいセシウム137 である。」

このデータは、国土の狭い日本にとっては重大な意味を持つデータだと思います。

福島原子力発電所の事故が、チェルノブイリ級にならないようにするためには、今後、放射性物質の拡散をどこまで抑えられるかが重要だと思います。また、放射性物質の観測、採取、計測する作業も大切。

今回の事故をチェルノブイリ原発事故と比較しながら、状況を把握したり必要な対策を考える事は、非常に有効な手段であり、忌避するべきではないと思います。一部の人たちにチェルノブイリを引き合いに出すことを「忌避する」ムードがあるので、いちおう私の考えとして書いておきます。

ただ今の日本に十分な機材がそろっているのかが心配です。政府に正確な情報の提供を求めるにしても、ひょっとして、十分な情報を集めるための人手も機材も足りないのでは????


チェルノブイリと比較するのは「尚早」か?
今回も余談として紹介します。
先日、日本を訪問したIAEAの天野之弥(ゆきや)事務局長が、がっかりな発言をされました。asahi.comに掲載された記事から引用します。

天野之弥IAEA_01
国際原子力機関(IAEA)の天野之弥 事務局長

"「チェルノルブイリと比較は極端」天野IAEA事務局長"から引用
http://www.asahi.com/national/update/0325/TKY201103250108.html
-------------------------------------------------------------------
天野氏は「原発の安全性は各国が責任を持つのが大前提であり、IAEAは『原発の安全の番人』ではない」と主張。核施設の査察では「核の番人」と呼ばれるIAEAも、原発事故の対応では当事国に対し強制力を伴う権限がなく、「協力者」に過ぎないと訴えた。
-------------------------------------------------------------------
なお、この発言は、朝日新聞 2011年3月25日 夕刊の記事からは削除されています。(新聞での記事のタイトル”チェルノブイリと比較「尚早」”として掲載)

今になってこのような発言をされると、IAEAの出す情報そのものが信じられなくなります。IAEAの天野氏が日本を訪問した時は、菅総理大臣が時間が無い中を直接対応した。あれはいったい何だったのだろうか。この忙しい時にそんな奴は二度と来るなと罵声の一つもあびせたくなります。
このブログの一つ前の記事で転載した産経NEWSの記事「原発安全基準、権限なきIAEA 核の番人、限界露呈」の中で、ロシア人専門家が述べた「IAEAは原発事故という危機に対応する能力も、チームもない」との指摘をみずから認めるような発言です。


このasahi.comの記事も削除されるのが心配なので、全文を転載させてもらいます。

■「チェルノブイリと比較は極端」天野IAEA事務局長
2011年3月25日9時30分
【ウィーン=玉川透】国際原子力機関(IAEA、本部ウィーン)の天野之弥(ゆきや)事務局長が24日、朝日新聞の単独インタビューに応じた。天野氏は福島第一原子力発電所について「依然として深刻な状況にある」との見方を示す一方、放射能汚染については1986年の旧ソ連・チェルノブイリ原発事故と比較するのは「時期尚早だ」と述べた。

 天野氏は福島原発をめぐり「良い傾向も見えているが、同時に懸念すべき要素もある」とし、放射性物質の放出源特定が急務だと強調した。一方、農産物や水道水などの放射能汚染については「日本の基準に照らして深刻な状況だ」と指摘。そのうえで、チェルノブイリ事故と関連づけた汚染の分析や予測に対し、「非常に限られたデータを元にしており、いかにも極端だ」と疑問を呈した。

 また、IAEAとしてすでに派遣している放射線計測の専門家に続き、人体や食品への放射性物質の影響を調べる専門家派遣を日本側と調整していることを明らかにした。

 今回の事故でIAEAは、日本政府を通じて入手した情報を加盟国に提供してきたが、「情報量が少ない」「後手に回った」と批判もされた。天野氏は「原発の安全性は各国が責任を持つのが大前提であり、IAEAは『原発の安全の番人』ではない」と主張。核施設の査察では「核の番人」と呼ばれるIAEAも、原発事故の対応では当事国に対し強制力を伴う権限がなく、「協力者」に過ぎないと訴えた。

 国際的な原発の安全基準については「津波などに対する今の設定が本当に良かったか議論されるべきではないか」と指摘。加盟国に対し基準強化に向けた議論を促すと共に、早期に日本へ調査団を派遣する考えを示した。

 各国の原子力政策については、「脱原発」に路線変更する国が多数出ると見る一方で、「原発が安定したクリーンなエネルギーだという事実は変わらない」と指摘。各国の冷静な対応を期待した。
(asahi.comの記事はここまで)


もうおこってしまった事を後悔しても無駄。責任追及などしても意味が無い。慢性病を持ちやすくなるといっても、日本人が滅びるわけでもない・・・ただ、出来るだけ被害を少なくして欲しいと思うだけ。与党も野党も協力して事態の収拾に努めて欲しい。 今回の事態に対応するためには与党の人材だけでは足りないでしょう。「政局の具にするな」などというレベルで議論している場合ではありません。

少々、疲れました。

被災していない地域の人間が意気消沈していても仕方が無いので、次回の更新時には、もっと平和な記事を書こうと思います。


(外部関連サイト)

■チェルノブイリで起きた原発事故についても上記記事の引用元の資料
チェルノブイリ原発事故:何が起きたのか ※サイズ2.46MB
一読することをお勧めします
http://cnic.jp/files/che20_20060304imfr.pdf

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テーマ : 原発事故
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放射性物質の暫定基準値について、ウランとプルトニウムの人体への影響

今回、福島原子力発電所の事故で、放射性物質が拡散していることに関連して、国(厚生労働省)が「放射能汚染された食品の取り扱いについて」という文書を発行して、放射性のヨウ素、セシウム。ウラン、プルトニウムについて基準値(制限値)を定めましたが、その文書そのものの内容が、テレビ、新聞に掲載されないことについて疑問に思っていたのですが、私なりに考えてみて次のような理由だろうか、と思いました。

■福島原子力発電所の事故に関連して定められた暫定基準値
※画面上の表をクリックすると拡大した表が表示されます
平成23年3月17日 放射能汚染された食品の取り扱いについて
注)100 Bq/kgを超えるものは、乳児用調製粉乳及び直接飲用に供する乳に使用しないよう指導すること。
001_福島食品放射能の基準値_S

・平成23年3月17日 放射能汚染された食品の取り扱いについて
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf

厚生労働省HP
「放射能汚染された食品の取り扱いについて」は厚生労働省のHPから検索できます。
http://www.mhlw.go.jp/

(3月27日 9:15 加筆、3月27日朝8時の段階で、下記サイトで武田さんがプルトニウムの毒性に関する見解を出されています。武田さんの見解では、”3号炉に関する最終的な結論は、「注意しておかなければいけないが、決定的にわたくしたちの健康に影響を及ぼすものではない」ということです ”その理由は人体に不要な物質なのですぐに排出されるであろうこと、ウランを誤って飲んだ例で障害がでていないこと、プルトニウムも同じであろうと考えられること、などが主な理由です)
■放射能の影響を考えるための参考サイト
武田邦彦さん(中部大学)のブログ
原子力の利用について参考になる情報を逐次発信しています
http://takedanet.com/


つまり「放射能汚染された食品の取り扱いについて」にはウランとプルトニウムの制限値が記載されています。ということは、(3月27日 下線部を8:58修正)今回の、福島原子力発電所の事故においては、ウランとプルトニウムが拡散する可能性を想定している、という事だろうと思います。国(マスコミも含めて?)は、なるべく積極的には、そういう情報を出したくない、という事だろうと思います。

なお、参考情報ですが、厚生労働省発行の「放射能汚染された食品の取り扱いについて」は、”原子力安全委員会が定める「飲食物摂取制限に関する指標」を暫定的に用いている”ということだそうで、
たとえば「原子力安全委員会」のHPから「飲食物摂取制限に関する指標」を検索すると、それに近い基準値の表が書かれた文書を見つけることができます。
たとえば、これです
http://www.nsc.go.jp/senmon/shidai/kinkyu/kinkyu2006/siryo22.pdf#page=31
(3月27日 9:09 加筆 この文書の作成日を見ると、今回の摂取制限値が急に作られたものではない事が確認できます)

国やテレビ、新聞は「正しい情報に基づいて冷静な判断を」と言うのだけれど、肝心の国、マスコミ、それと解説に出てくる学者さんたちが「正しい情報」を出してくれないから、みんな困っているのです。風評被害で苦しんでる県知事さんや自治体の長の方たちも「国から正確な正しい情報を出して欲しい」と言っているではありませんか。 中途半端な情報しか出さないでおいて「正しい情報に基づいて冷静な判断を」なんてよく言えたもんだと思います。

それはさておき、
ウランやプルトニウムの人体への影響について、その危険性について知っておく必要があると思います。ですが、今日は詳しくそれを書く時間がありませんので、私が参考になると思った情報のURLを書いておきます。※リンクをはる時間も無いので、URLをコピーしてブラウザで見てください

福島原発事故について考える時、チェルノブイリのほかに、アメリカ軍で問題になっている「劣化ウラン弾」の問題が参考になると思います。

核・劣化ウランの危険な毒性
http://chikyuza.net/modules/news1/article.php?storyid=110
(上記リンクからの引用)
従来の知見では、ウランは腎臓および骨に蓄積することから、その化学的毒性による腎・骨障害のみが問題にされてきた。しかし、最近の動物実験の結果、ウランは身体のあらゆる組織(睾丸、胎盤、リンパ節、脳髄)にまで蓄積し、免疫の低下を引き起こし、脳活動に影響を与える可能性が指摘されている。また、被曝現地イラクからは、胎盤を通して胎児にも蓄積し、骨変形の奇形児が続出していることが、ネットでも報告されている。

90年代以降の、細胞レベルの放射線影響のメカニズムに関する研究の進展は著しい。劣化ウランが出すアルファ線は、到達距離は短いが、高エネルギーをもっており、細胞に当たると深刻な影響を及ぼす。アルファ線のような、高エネルギー放射線の与える生体影響は、従来考えられていたよりもはるかに大きいという事実が明らかにされつつある。92年におこなわれたイギリスの医学者グループの研究によると、たった1個のα粒子を細胞に当てただけでも、ほぼ確実に突然変異が起こるという事実が突き止められた。この研究は、アルファ放射能の内部被曝が引き起こす発癌の危険性についての、これまでの知見の変更を迫る、重大な意義を持っているとされている。

直径5ミクロン(μm)の劣化ウラン微粒子が細胞に付着すると、この微粒子は1年間に約500回のα粒子線を放射する。その際の、アルファ粒子線の到達距離から推定すると、粒子線の影響を直接受けるのは、微粒子の周辺にある数十個の細胞という。したがって近傍の細胞は、1年間に数回から十数回程度のα粒子線の放射を受け、確実に遺伝子の変異を引き起こすことになる。破壊された細胞はやがて死滅するが、生き残った細胞は、前癌細胞へと変化する可能性が高い。このような事実は、いまようやく明らかにされようとしている。(『劣化ウラン弾による被害の実態と人体影響について』アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会、公開ネット)
(上記リンクからの引用はここまで)


その他の報告例 「劣化ウラン弾:その人体への影響」
http://www10.plala.or.jp/shosuzki/edit/ippnw/du.htm

「アルファ線のような、高エネルギー放射線の与える生体影響は、従来考えられていたよりもはるかに大きいという事実が明らかにされつつある」

ということですから、同じくアルファ線を出すプルトニウムについても同様の事が言えると思います。しかもプルトニウムの毒性は、ウランよりもはるかに大きいとされています。



■また、共同通信が伝えた気になるニュースをいくつか転載させてもらいます。
※共同通信のニュースは検索がしにくいので、URLを書かずに、そのまま転載させてもらいます。もしまだネット上に残っていれば、検索エンジンに適当なキーワードをいくつか入れて絞り込めば、検索できると思います。(3月27日 9:03分加筆 記事のタイトルを検索エンジンに入力すれば検索できます。共同通信の四つの記事は産経新聞のサイトから転載したものです)

■IAEA、原発から20キロで通常時の1600倍放射線を測定「状況見守る」
2011.3.22 10:59
 国際原子力機関(IAEA)は21日、IAEAの放射線測定チームが福島第1原発の周辺地域の土壌と大気から測定した放射線量を発表、原発から約20キロ離れた福島県浪江町付近で通常の約1600倍に相当する毎時161マイクロシーベルトの放射線量を測定したと明らかにした。

 文部科学省の調査では浪江町で15日、330マイクロシーベルトが測定されている。IAEAは「高い数値が測定された。状況を見守っていきたい」としている。

 IAEAのチームは20日、原発から16~58キロ離れた10以上の地点で土壌と大気の双方を測定。測定値には土壌と大気双方のデータを盛り込んだとしている。IAEAによると、原発の50~70キロ圏の土壌からも通常より高い放射線量が測定されたという。IAEAは0・1マイクロシーベルトを通常値としている。(共同)



■汚染は数十年続く 避難範囲広がる恐れも指摘 仏原子力当局
2011.3.22 00:25
 フランスの公的機関、原子力安全局(ASN)のラコスト局長は21日の記者会見で、福島第1原発の事故で放出された放射性物質による汚染は、今後数十年続く可能性があると表明した。また汚染が避難指示区域である原発から20キロの範囲を超えて広がる恐れも指摘した。

 同局長は「放射性物質の放出は既に深刻であり、なお続いている。日本にとり(汚染との闘いは)何十年も続くことになるだろう」と指摘した。

 特に土壌への残留放射性物質の問題が深刻だとした上で「日本政府はまだ放射性物質の汚染地域の地図を示していないが、原発から20キロの範囲を超えて広がることもあり得ないことではない」と述べた。

 また別の担当者は「気象条件を考慮に入れると、汚染地域が原発から100キロ圏に広がることもあり得る」と述べた。(共同)



■原発安全基準、権限なきIAEA 核の番人、限界露呈
2011.3.22 09:05(3月27日 9:35加筆 この記事は産経NEWSからの転載です)
 【ロンドン=木村正人】東日本大震災による福島第1原発事故で、国際原子力機関(IAEA)は21日、ウィーンの本部で緊急理事会を開き、天野之弥(ゆきや)事務局長が事故状況を報告した。

 天野氏は冒頭、事故について「非常に深刻な状況が続いているが、日本が危機を乗り越えることを確信している」と説明した。天野氏は2日間の日程で訪日し菅直人首相らと会談、詳細な情報をIAEAに提供するよう要請した。

 原発1号機の建屋が爆発した12日、IAEAが第一報をウェブサイトに掲載したのは爆発の6時間後。また天野氏が初めて記者会見したのは14日だった。しかもIAEAの発表が常に日本の報道より数時間遅れ、「核燃料が溶融している兆候はない」と事故の初期評価も誤ったため、欧米メディアの集中砲火を浴びた。

 IAEAはイランの核開発に目を光らせるなど“核の番人”としての役割を強調してきた。核兵器開発では査察が認められているが、原発については安全基準を加盟国に義務づけられず、事故の速報も広報資料を作成し当事国の承認を得て発表している。「核の番人というより加盟国の仲介者だ」との指摘もある。

 旧ソ連・チェルノブイリ原発周辺で放射能を浄化したことがあるロシア人専門家は、「IAEAは原発事故という危機に対応する能力も、チームもない」と指摘している。


■WHOも独自調査 食料の放射能汚染
2011.3.21 19:26
 東日本大震災による福島第1原発の事故をめぐり、世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局の報道官は21日、懸念されている周辺地域での食料の放射能汚染について「ジュネーブの本部で専門家がデータを調べ、状況の把握に努めている」と語り、独自の分析・調査をしていることを明らかにした。共同通信の取材に答えた。

 報道官は現状について「どの程度悪化しているかは(データを)持ち合わせていない」と語った。(共同)


転載ばかりで恐縮ですが、私が書き直すよりも、そのまま読んでいただいたほうが参考になると思いますので。

■それから、1ミリシーベルトという数字がどの程度すごい数字なのか、がなんとなく分かってくる話がでていましたので、それも転載させてもらいます。
(3月27日 9:10 加筆 これも記事のタイトルを検索エンジンに入力すれば検索できます。exciteニュースなど、いといろなサイトから、原文を読むことが出来ます。ちなみに、記事が削除されるのが心配だったので、下には原文をそのまま転載させてもらっています。)

現地ルポ・振り切れた測定器の針

ジャーナリスト豊田直巳氏 (共同通信)

 東日本大震災が福島第1原発を襲ったのは、私が事故発生から25年目のチェルノブイリ原発取材を終えて帰国した直後だった。チェルノブイリでの取材体験から日本がのっぴきならない事態に陥る可能性を直感、「まさか日本で原発事故取材に出掛けるとは」と思いつつ、3月12日に福島県郡山市に入った。

 翌13日、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)の仲間や写真誌「DAYS JAPAN」編集長の広河隆一さんと合流した。

 福島第1原発のある双葉町は、13日時点で既に避難指示が出ていた「原発から20キロ圏内」にあったが、入域制限しているチェックポイントまでは行ってみようと国道288号線を東に向かった。すると、予想に反して双葉町まで行き着いてしまった。検問も避難指示の案内板もなかったのだ。

 国道をまたぐJRの鉄橋が崩れ落ち、地震のすさまじさを見せつけていたが、人影はない。

 毎時(以下同)20マイクロシーベルトまで測定可能な放射線測定器を取り出すと、アラーム音を発しながらみるみる数字は上がり限界値の19・99を表示した。放射能測定が初めての仲間が「この数字はどのくらいのレベルなんですか」と防護マスクでくぐもった声で聞いた。「おおよそだけど、普段の東京の数百倍かな」と答える。既にかなりの高濃度汚染地に入り込んでいた。

 車を町の中心部に向けて進めた。人けのない家が並ぶが、地震の被害はそれほど見られなかった。そこで、もう一台の100マイクロシーベルトまで表示する測定器を取り出すと、これも針が振り切れた

 この事実を行政当局に知らせようと、双葉町役場に直行したが、役場玄関の扉は閉ざされたまま。緊急連絡先などの張り紙もなかった。静まりかえった町に、ときどき小鳥のさえずりが聞こえる。

 入院患者に被ばく者が出たと報じられた双葉厚生病院に向かったが、ここも無人。玄関には患者を運び出したとみられるストレッチャーが何台も放置され、脱出時の慌ただしさがうかがえた。地震で倒れた医療機器や診療器具が散乱。消毒薬の臭いが漂う。

 原発から約3キロの同病院前でも測定器の針は100マイクロシーベルトで振り切り、上限に張り付いたまま。そこで1000マイクロシーベルト(1ミリシーベルト)まで測定できるガイガーカウンターを取り出したが、これもガリガリガリと検知音を発し、瞬時に針が振り切れた。「信じられない。怖い」。私は思わず声に出していた。

 放射性物質の違いなどにより同列に論じられないにしても、これまで取材した劣化ウラン弾で破壊されたイラクの戦車からも、今も人が住めないチェルノブイリ原発周辺でも計測したことのない数値だった。

 放射能汚染地帯の取材経験が一行の中で最も多い広河さんも信じられない様子。「これから子どもをつくろうと思っている人は、車から降りない方がいいかもしれない」と真顔で言った。

 放射能は風向きや地形によっても異なる。もう少し調べようと海岸に向かったが、病院から数百メートル行った所で津波に運ばれたがれきと地震で陥没した道路に行く手を阻まれた。放射能汚染に気を取られ、しばし忘れていたが、紛れもなくここは巨大地震と大津波の被災地でもあった。その被災地を五感では感知できない放射能が襲っている。

 慌ただしく町中の取材を終え、汚染地帯を脱しようと急いで帰る途中、町方向に向かう軽トラックに出合う。車を止めて汚染状況を説明すると「避難所にいるんですが、牛を飼っているので餌やりに行かないと。だめですか」。私に許可を求めるような困った表情で年配の女性が聞いてきた。「長い時間はこの辺にいない方がいいですよ。気を付けてください」。そうお願いするしかなかった。

 町内の道路をまたぐアーチには「原子力 郷土の発展 豊かな未来」との標語が掲げられていた。しかし、現実には未来を奪いかねない放射能の脅威に町はさらされていた。

   ×   ×   

 とよだ・なおみ 56年生まれ。イラク戦争、劣化ウラン弾問題などを取材。著書に「戦争を止めたい―フォトジャーナリストの見る世界」など。


[ 2011年3月22日9時2分 ]

外部関連リンク
(3月27日 9:15 加筆、3月27日朝8時の段階で、下記サイトで武田さんがプルトニウムの毒性に関する見解を出されています。武田さんの見解では、”3号炉に関する最終的な結論は、「注意しておかなければいけないが、決定的にわたくしたちの健康に影響を及ぼすものではない」ということです ”その理由は人体に不要な物質なのですぐに排出されるであろうこと、ウランを誤って飲んだ例で障害がでていないこと、プルトニウムも同じであろうと考えられること、などが主な理由です)
■放射能の影響を考えるための参考サイト
武田邦彦さん(中部大学)のブログ
原子力の利用について参考になる情報を逐次発信しています
http://takedanet.com/

■厚生労働省HP
「放射能汚染された食品の取り扱いについて」は厚生労働省のHPから検索できます。
http://www.mhlw.go.jp/

■ドイツ気象台による福島原発の放射性物質の拡散予想
※UTC時間で発生状況を表示しているので、
 日本時間ではUTC時間より9時間をはやい段階での状況。
 UTCを日本時間に直すにはUTCに9時間プラスする。24時で日付が変わる事に注意
http://www.dwd.de/bvbw/generator/DWDWWW/Content/Oeffentlichkeit/KU/KUPK/Homepage/Aktuelles/Sonderbericht__Bild5,templateId=poster,property=poster.gif

■ノルウェー気象研究所の拡散予想図
http://transport.nilu.no/browser/fpv_fuku?fpp=conccol_I-131_;region=Japan


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テーマ : 原発事故
ジャンル : ニュース

チェルノブイリと福島原発事故の食品放射能の量、基準値の比較

チェルノブイリ原発事故と福島原子力発電所の事故に関連して、
食品に含まれる放射線物質の摂取に関する基準値(制限値)を比較できるよう、二つの表を示します。

チェルノブイリの時と比べて、今回、厚生労働省が「放射能汚染された食品の取り扱いについて」で定めた暫定基準値そのものが、かなり甘い基準で定められている事がわかります。
たとえば、飲料水については、チェルノブイリが10ベクレル/kgに対して、日本の暫定基準値は300ベクレル/kgです。

少なくとも今回、日本の厚生労働省が出した暫定基準値基準値を超える放射性物質が検出された食品は食べたり飲んだりしてはいけないのではないでしょうか。ただちに影響は出なくても、近い将来影響が現れることはチェルノブイリの例が証明しています。 

日本の厚生労働省の基準を超えた飲食品を「ただちに健康に影響が出るものではない」と言う人たちに、愛国心などあるのでしょうか。暫定値とはいえ、日本の基準を簡単に破ろうとする人たちは本当は何者なのでしょうか・・・

■チェルノブイリ原発事故に関連して定められた基準値
「基準値」というのは1999年にベラルーシ政府が定めた食品の「許容レベル」のこと。ベビーフードなどの「子供がそのまま摂取する食品」の基準値は37Bq/kgになっている。
000_ベラルーシ食品放射能の規準値


■福島原子力発電所の事故に関連して定められた暫定基準値
※画面上の表をクリックすると拡大した表が表示されます
平成23年3月17日 放射能汚染された食品の取り扱いについて
注)100 Bq/kgを超えるものは、乳児用調製粉乳及び直接飲用に供する乳に使用しないよう指導すること。
001_福島食品放射能の基準値_S

それぞれの表の出展URL
・チェルノブイリ
資料:チェルノブイリ原発事故:何が起きたのか ※サイズ2.46MB
http://cnic.jp/files/che20_20060304imfr.pdf

・平成23年3月17日 放射能汚染された食品の取り扱いについて
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf


■ 補足:ベクレルをシーベルトに換算できるのか?
ベクレルは放射能の量を現す単位で、シーベルトは放射線の強さを表す。
そもそも換算できるものなのかどうか自体が疑問。

しかしYOMIURI ON LINEによると、次のように換算するそうだ。
(「放射性物質付着した食品、食べてしまったら?」から引用)
-----------------------------------------------
Q 食べ物や水の規制では「ベクレル」という単位が用いられるが。

A 
人体に影響する放射線がどの程度、空間にとんでいるかは「シーベルト」で表す。これに対し、「ベクレル」は、放射線を出す物質がどれぐらい含まれているかを表す単位だ。たとえば、放射性ヨウ素131を食物で摂取した時の影響は、ベクレルの値に、10万分の2.2をかけ、セシウム137は10万分の1.3をかけるとミリ・シーベルトに換算できる。
-----------------------------------------------
筆者補足(厚生労働省「福島第一・第二原子力発電所の事故に伴う水道の対応について」P3にある計算例です)

計算例
放射性ヨウ素131の場合:
300Bq(ベクレル)の放射性ヨウ素131が検出された飲み水を1kg飲んだ場合の人体への影響は、300×2.2×(1/100000)=0.0066mSvとなる。

セシウム137の場合:
200Bqの放射性セシウム137が検出された飲み水を1kg飲んだ場合の人体への影響は、200×1.3×(1/100000)=0.0026mSv(ミリシーベルト=Svの1/1000)となる。

それぞれの放射性物質のベクレルの値に掛けている「2.2×(1/100000)」とか「1.3×(1/100000)」とかの数字は「実効線量係数(経口の場合)」というもので、放射能の単位であるベクレルを、生態影響の単位であるシーベルトに換算するために使う係数。核種、化学形、摂取経路により放射線障害防止法などで規定されているもの、だそうです。
(換算に関する筆者の補足はここまで)

そしてWikipediaのストロンチウムの項目には、下記の記述がある。
「経口で10000Bqのストロンチウム90を摂取した時の実効線量は0.28mSvで、外部被曝が大きくなる恐れがある。皮膚表面の1cm2に100万Bqが付着した場合は、その近くで1日に100mSv以上の被曝を受けると推定される。」

放射性物質の種類によって影響が違う、ということのようです。
3月21日18:57 補足:基準値(指標値)が低く設定されているウランやプルトニウムは、より毒性が強い放射性物質だそうです。とくに「プルトニウムとその化合物は人体にとって非常に有害である。プルトニウムはアルファ線を放出するため、体内に蓄積されると強い発癌性を持つ。・・・プルトニウムは核兵器の原料や、プルサーマル発電におけるMOX燃料として主に使用される」Wikipedia”プルトニウム”の説明から引用 「プルサーマル発電」については「東京電力 福島第一原子力発電所3号機 2010年(平成22年)9月18日より試運転開始。同年10月26日より、営業運転を開始しているそうです」Wikipedia”プルサーマル”の説明から引用 福島第一原子力発電所の3号機ではプルトニウムが燃料に使われている、ということになります。)

したがって、そもそも外部被曝と内部被曝の違いもありますし、物質によって、臓器への影響や発がん性の違いもある。摂取した食物について、ベクレルをシーベルトに換算して、胃のX線検査何回分とかCTスキャン何回分だから「ただちに健康に影響は無い」とかいう説明は、ムチャクチャな話だと思ったほうがよさそうです。

なおYOMIURI ON LINEに載っていた換算方法ですが、
これも元ネタは厚生労働省が発表した文書によるものらしいです。平成23年3月19日発行「福島第一・第二原子力発電所の事故に伴う水道の対応について」のPDF文書の3ページ目に換算方法が記されており、「胃のエックス線集団検診(1回)を受診した場合の放射線の人体への影響(約0.6mSv)の約86分の1である。」というような たとえ話の類も、厚生労働省の発行した文書を元ネタにしているものと思われます。

資料:厚生労働省発行 平成23年3月19日
「福島第一・第二原子力発電所の事故に伴う水道の対応について」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014tr1-img/2r98520000015k18.pdf

それにしても新聞もテレビも、厚生労働省がこんな文書を発行しているということを記事に書かないのは何故だろう・・・・?

外部関連リンク
■厚生労働省HP
「放射能汚染された食品の取り扱いについて」は厚生労働省のHPから検索できます。
http://www.mhlw.go.jp/

■放射能の影響を考えるための参考サイト
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